2016年4月28日
金田さんが米ぬか抑草の作業です
今朝は晴れていましたが小雨がまたぱらつきだしました。
昨日も雨でしたしこの4月は高知も雨が多い印象です。
先日1回目のチェーン除草を行った金田さんが、米ぬか抑草の作業も行いました。
チェーンを引いたあともヒエがポツポツ見えるので撒いてみるとのことです。
米ぬか抑草とは、田植え後の水田に米ぬかを撒いて雑草を抑えるという抑草方法です。
撒いた米ぬかが乳酸発酵や酪酸発酵することで有機酸類が発生し、発芽したばかりの雑草の根に障害を与えて、雑草を抑えることができると言われています。
これも20年くらい前に現代農業で紹介され広がった抑草方法です。
そのまま田んぼに入って米ぬかを撒いたり、事前に米ぬかをペレット状に成型して田植え時に撒いたりする方法が知られています。
金田さんは米ぬかにあらかじめ水を少し加えて練り、握ると団子状になるくらいにし、それを田んぼの畦から放り入れるという方法を取っています。
黄色く見えるのが撒かれた米ぬか 金田さん
米ぬかを撒いてもうまく抑草できる田んぼとできない田んぼがあります。
なぜそうなるのかの抑草メカニズムは実はまだ良くわかっていません。
ただ米ぬかを撒くと、数日後にはイトミミズがものすごく発生します。
イトミミズが発生すると土がトロトロになり、そのため雑草の種が沈み込んで発芽できなくなるという説もあります。