高生連では、産地に足を運び、生産者の顔が見えるところから信頼関係を築きながら仕入れています。生産者のさまざまな商品づくりへのストーリーをご紹介します。
土佐町の高須・相川地区を中心に、標高500m近い棚田で、吉野川の源流域のきれいな水を引いてきて栽培されたお米です。自然を守るために、環境や生き物に負荷をかけない減農薬栽培を続けています。きれいな水と空気・昼夜の寒暖差と生産者の技が合わさって、毎年美味しいお米がとれます。春夏秋冬の棚田の美しい風景も私たちの誇りです。
野市町の富家地区の21農家でまとまって減農薬栽培のコシヒカリを作っています。グループを結成して22年になります。メンバーがだんだん年を取ってきて米作りがきつくなっていますが、グループで団結して頑張っています。米の栽培に適した粘土質土壌で育てられたお米は、毎年評判が良くて年々指名買いが増えています。
エレベーター技師をしていましたが、子供の教育のことを考えて数年前に家族で四万十市に移住して米作りを始めました。耕作放棄されていた水田を復活させて無農薬栽培のコシヒカリを作っています。始めの4年は地力だけの自然農法でしたが、今は最小限の有機肥料を入れています。今では高齢化が進んでいる地域の貴重な担い手になっています。
高知市で料理人をしていましたが、数年前に帰郷して農業を継ぎました。減農薬栽培のヒノヒカリが中心です。初心を忘れずに常に新しい技術や栽培方法にチャレンジしています。昨年からは、高齢で米作りできなくなった地区内の人の田んぼも何枚か受けています。面積が増えて畦の草刈りに追われる毎日ですが「全身全霊で米作り」しています。
専用紙マルチで雑草を抑え無農薬栽培でコシヒカリを育てています。田植え時に再生紙を田んぼの表面に敷き、その上から苗を植えます。紙のおかげで初期の雑草の発芽が抑えられます。父の代からですから20年近くになります。天気のいい日は早朝から海に出てサーフィン、それから農作業と健康的な毎日を過ごしています。