沿革

高生連のプロローグ

1977年 「高知土と生命を守る会」(生産者と消費者の会)結成される。
・高知での有機農業運動が始まる。現高生連代表の松林が会の専従職を務める。
・生産者会員が作った米野菜果物などの有機農産物を消費者会員へ配達。
・その朝搾った山地酪農の生牛乳をビン詰め配達。
・食用廃油の回収と石鹸作り。高知にあった「エンゼル石鹸」と提携して。
・会の生産者部会で、1983年に日本で初めてアヒルによる田んぼ除草に取り組む。
 これがテレビで全国放映され、各地の合鴨除草へとつながっていった。
・米倉庫での臭化メチル=農薬使用や、学校給食パンへの臭素酸カリウム添加の中止
 運動など、食の安心安全についての社会運動、啓蒙活動に取り組む。
1980年 「高知土と生命を守る会」も参画して「高知県自然保護連合」、「反公害グループ方舟の会」が結成され、連携活動していく。(高知県自然保護連合;高知パルプ生コン事件をおこした浦戸湾を守る会を核にして発足。反公害グループ方舟の会;“地球は青い方舟だ”というコンセプトで活動した若者グループ。)
1981年 1981年「高知土と生命を守る会」が事務局となって、窪川町興津で窪川原発反対運動の一環として“生命のフェスティバル”を仕掛ける。
(原発予定地横の浜辺にステージを組み、テント村を作って原発なき明日を語り合い歌い合った。全国からのべ二千人もの若者が集まった。)
1982年 「無農薬野菜の店 やおや四季」が出来る。
(元高生連役員の田中が脱サラしてJAC系列の店として始める。)
1982年 「高知土と生命を守る会」「反公害グループ方舟の会」が中心となって、他団体へも呼びかけ「生命と塩の会」を結成する。

(窪川原発反対運動を天日塩作りという形で取り組む。称して“死の産業原発より生命の産業塩作りを”。現在の天日塩“美味海”をはじめ、高知での塩作りの始まり。)
1985年 窪川町で「ジャガイモクラブ」が発足。(窪川原発反対運動の中心だった地元農家グループが無農薬でジャガイモや米を作り始める。→ のちの「高知生産者連合」の核となる。
1987年 松林が「高知土と生命を守る会」専従職を、退職。
(県内の有機農産物を、県外へ出荷をしていく為の準備を始める。)

高生連のスタート

1989年 ・「高知生産者連合」と「有限会社 高生連」発足。
・「窪川ジャガイモクラブ」を核に、「土と命を守る会」
 「やおや四季」の生産者も加わり「高知生産者連合」が発足。
 同時にその流通組織として「有限会社高生連」を設立。
・資本金;50万円。代表者松林を含め職員数3名。生産者社員数;14名
・主に高知県の有機農産物の県外出荷に取り組む。
 以後、県内生産者に加え四国内生産者ともつながりが出来ていく。
2005年 増資により資本金300万円
2012年 会社の移転。
(高知市若松町から南国市双葉台へ移転)
2014年 増資により資本金500万円
2015年 ホームページを開設
2019年 代表取締役に星川茂博就任。松林直行は会長に。

高生連のオーガニックムーブメント

                       
1993年 「高知こだわりコープ(現コープ自然派しこく高知センター)」作りに協力。
(高生連の西倉庫内に設立準備会事務所を置き、高生連社員も加わってPR拡大に努める。)
2006年 NPO高知県有機農業研究会」結成に参画。
(有機農業について、社会的啓蒙活動や行政との窓口を努める。)
2006年 2005年 「田んぼの生きもの調査プロジェクト四国ブロック」結成に参画。
(四国内10団体で結成し、田んぼの生きもの調査の意義や方法を共有。
有機農業を生きものの視点から見直す活動。)
2008年 高知オーガニックマーケット~土曜市~」作りに協力。
(毎週土曜日に、イベントとしてではなく“生活市”として継続している。)
2012年 一般社団法人SEEDS OF LIFE」結成に参画。
(在来種を守っていく事をベースに、オーガニックを人の生き方に、社会の有り様にまでステップアップさせていこうと啓蒙活動)
2019年 6月より「オーガニックがもっと身近になれる新しい場所」として高知蔦屋書店北テラスにて「高知蔦屋書店オーガニックエコマルシェ」を開催、事務局を担当
2019年 10月からこども食堂こうち実行委員会開催のこども食堂(高知市内)と、南国市後免で開かれているこども食堂に米や野菜の食材提供に協力
2020年コロナウイルスの感染拡大のため、高知蔦屋書店オーガニックエコマルシェの開催中止がつづき、いったんは再開したものの12月でマルシェ終了となる。こども食堂も開催できなくなる
2021年 南国市後免のこども食堂が再開したので食材提供も再開する
2022年プライベートブランドの米粉「あきつっ粉」(四万十川流域の減農薬栽培米が原料)の企画と販売を開始する。毎年売り上げの一部を四万十市のトンボ自然公園(トンボと自然を考える会)に寄付することにする
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