高生連では、産地に足を運び、生産者の顔が見えるところから信頼関係を築きながら仕入れています。生産者のさまざまな商品づくりへのストーリーをご紹介します。
ピーマン農家の岡本ご夫妻は土佐っ子よりも土佐弁が上手なフランス出身のご主人と奥様、ご両親と天敵農法仲間、従業員の昆虫たちとで栽培されています。岡本さんのご両親は天敵農法(虫の害を虫で防ぐこと)のレジェンド。岡本さんグループは皆さん昆虫愛が強くとても詳しい。生態を知るからこそ成せる技で自然と人に優しい生物多様性ハウスを作り上げています。
生産停止から2年余り、奇跡の清流と言われる仁淀川と豊かな山林に育まれた高知の宝によどマッシュルームが創業者の竹内隆さんの想いと共に復活しました。
北海道から高知に移住、料理人を経て食材の大切さに気付き農家に転身。BLOF理論をもとに、太陽熱養生処理をしたフカフカの土で人参を栽培されています。2019年には栄養価コンテスト人参部門で全国最優秀賞を取られました。また、カボチャやサツマイモなども作られており、美味しく安全な野菜を届けてくれます。
「甘いだけではない、適度な酸味と甘みが両立した食べやすいフルーツトマトにする」という中村さんのトマトは、栽培方法を日々工夫することによって狙った味を引き出しています。学生時代は芸術に没頭し感性を磨かれ、野菜作りも芸術作品のような感覚で丁寧に取り組まれています。
高知県大豊町の標高の高い場所にハウスを建て、有機JASのトマトやスナップエンドウ、露地では人参やカボチャなどを周年で出荷されています。キレイな山水で育つお野菜は本当に美味しく、また農薬や化学肥料を使わないので水を汚さず、地球環境に優しい栽培を心がけていらっしゃいます。
高知県芸西村で「子どもに誇れる野菜を作りたい」という想いを持って、自然と人に優しいこだわり野菜を作られています。ハウスではナスを、また露地野菜も栽培されています。研究熱心なおふたりで今後がますます楽しみです。
親父から受け継いだ農業です。気がつけば、こだわった農業が普通になっていました。日々、真面目に、真摯に作っています。消費者の方から「おいしい!」等、感謝のお手紙、連絡を頂くと励みになります。主要農産物は生姜です。土作りが大変です。でも安全性にこだわり、今日も汗を流して畑と向き合っています。
消毒したものを販売することへの違和感と、自らの体調から、ついに、「子どもたちに安心して食べてもらえるのを作りたい」、そんな決意に至りました。現在、夫婦でさらに良いものを作ろうと、こだわって栽培しています。「私たちが作った作物は少し見栄えが悪いかも知れません、でも自信を持ってお勧めできる、安全でおいしい作物です」。
若水会を束ねる橋詰さんです。農薬でご主人を亡くされたことがきっかけで、農薬を使わない作り方へ大きくシフトしました。彼女の信条は「味を良くすること、安全は当たり前です。さらに上を目指しています!」です。「私たちは心を込めて作物を作っています。そんな心が伝わる作物を、心で味わって頂ければ…」と笑顔で語ります。
ニラの生産者の田村さんは、高知県佐川町で無農薬ニラを、冬場は無加温ハウス(3反)で、夏場は露地(3反)で周年栽培しています。田村さんは無農薬ニラを作り始めて、17年になります。田村さんは牛を20頭飼っており、牛糞で堆肥を作り畑に入れてニラを作るという有畜複合経営をされております。また田村さんはカヌーを持っており、よく仁淀川下りを楽しんでいます。