2017年4月19日
土佐町でもヒノヒカリの温湯消毒始まりました
17日の夜は、高知でも雨と風が強くて春の嵐のようでした。
残っていた桜の花もすっかり散って、代わりに草木の新緑が一日一日と美しくなってきました。
昼間の気温も上がって、日中の作業はTシャツでないと暑いくらいです。
源流米と雲海の光の産地である高知県土佐町でも、ヒノヒカリや姫ごのみの種モミの温湯消毒が始まりました。
土佐町は標高300~500mほどの棚田が美しい町です。
標高の高い中山間地域なので早稲のコシヒカリの栽培は少なく、中生の品種であるヒノヒカリや姫ごのみ、酒米の栽培が中心です。
土佐町ではほとんどの農家がポット苗での育苗です。
その種モミの種子消毒と播種作業は、昔から地元の農協であるJA土佐れいほくが担っています。
JA土佐れいほくでは、もう10年以上前から種モミの処理に専用の温湯処理機を使っています。
60℃のお湯に種モミを10分浸けて表面を殺菌したあと、冷水に浸してよく冷やします
そのあと6日間浸種して水を吸水させ、温度を上げて催芽、いったん脱水機にかけてから一昼夜干して乾燥させたあと、隣の施設でポット苗箱に播種します。(温湯消毒から播種まで10日間)
播種してもらった苗箱は、生産者がすぐに引き取って持って帰り、そのあとは各自が育苗するというシステムになっています。
温湯消毒の作業舎 JA土佐れいほくの低温倉庫
収穫後の玄米は農協の低温倉庫で保管されていて、私たちも定期的に源流米や雲海の光の集荷に来ます。
JA土佐れいほくの協力があって源流米や雲海の光の生産は成り立っています。