2018年5月15日
田植えから40日ほど経ったコシヒカリの田んぼの様子です
4月は気温も平年より1.5℃程度高くて稲の活着もよかったです。
ですが5月になって最低気温が平年より低い日が多く(日中は気温が上がって暑いので1日の寒暖差が大きい)、稲の生育のスピードも少し落ち着きました。
4月のはじめに田植えしたコシヒカリも、田植えから40日程度経ちました。
田んぼによって生育にばらつきはありますが(田植え日のコンディションによって差が出る。風が強い日に植えた苗は生育が遅れるなど)、全体で見ると問題は無く、今のところ順調です。
5/15に見て回った田んぼと稲の生育状況です。
【香南市の富家ライスファミリーのコシヒカリ(除草剤1回のみ)】
リーダーの恒石さんによると「富家のコシは少しブンケツが遅れているかも」とのことでした
【富家ライスファミリーの寺川さんのミルキークイーン(除草剤1回のみ)】
寺川さんは個人で苗を育てていて田植えも早かったので、ミルキーも少し生育が早いようです
【香南市の村上さんの無農薬コシヒカリ】
ブンケツもしっかり増えています。水草の繁茂で紙マルチが敷いてあるのがわかりません
【南国市の田村さんの無農薬コシヒカリ】
田んぼが10枚あれば8枚まではジャンボタニシ除草でうまくいくけど、それでも草が目立つ田んぼは乗用除草機を使います。この田んぼは使ったそうです
【南国市の田島さんの無農薬コシヒカリ】
深水栽培で草を抑えているので、ブンケツの発生も水圧で抑制されて、まだそれほど増えていません
【南国市の武市さんの南国そだち、コシヒカリ、ミルキークイーン】
極早稲品種の南国そだちは、ブンケツも十分取れて順調です。そのあと植えたコシヒカリも良好です。最後に植えたミルキークイーンは、まだ田植えから間もないのでこれからです。
今年からデビューする新品種の「よさこい美人」は、今回は見に行くことができていませんので、また改めてご紹介させていただきます。
・南国そだち
・コシヒカリ
・ミルキークイーン
【南国市の西村さんの無農薬コシヒカリ】
5月になってブンケツも増えてきて例年並の生育となっています
【南国市の岩原さんの無農薬コシヒカリ】
除草は人力でチェーンを引いています。今年は水草の繁茂がすごくて、雑草は抑えられる反面、水温上昇に影響が出ないか心配もあるとのことです。
ですが稲を見る限り、立派にブンケツしていていい株姿をしています。
【南国市の金田さんの無農薬コシヒカリ】
チェーン除草するために、無農薬の田んぼの田植えは最後にしています。(田植え後、2,3日でチェーンを引きたいので作業時間をしっかりとるため)
そのため田植えが遅く、稲の生育はまだこれからというところです。
一足先におたまじゃくしの成育のほうが進んでいます。
現在の高知の田んぼはこのような状況です。