2018年6月1日
高知県育成の新品種『よさ恋美人』を紹介します
6月になりました。
昨日まで曇り空だった高知も、本日は気持ちの良い青空が広がっています。
高知県が育成した新品種『よさ恋美人』を紹介します。
『よさ恋美人』は、
高温に強く品質に優れ、食味もコシヒカリと同等以上の品種の育成を目的として、高知県農業技術センターによって育種されました。
平成15年に、ふさおとめ(高温に強い)を母親、コシヒカリ(良食味)を父親に人工交配した株から形質の固定を進め、平成29年6月に新たな高知県の奨励品種として採用されました。
品種の特性として
・収穫期(成熟期は7/26前後)がコシヒカリより早く、早ければ8月になる前に出荷可能
・登熟期の高温に強くて、白未熟粒の発生が少なく玄米が美しい
・食味はコシヒカリと同等かそれ以上との評価も(農業技術センターの食べ比べ試食アンケートによる)
・粒張りが良く大きいので多収も可能
高生連の生産者では、南国市の武市忠雄さんが、除草剤1回のみの特別栽培米レベルで今シーズン栽培しています。
【5/31現在のよさ恋美人】 【よさこい美人の田んぼと武市さん】
ブンケツの確保も終わり草丈が伸びてきました 昨年初めて作ってみて食味や品質に手ごたえを感じています
高生連でも今シーズン、取り扱いが初めてとなる新品種『よさ恋美人』。
早ければ7月中の出荷が可能です。
たくさんの人たちに、高知県が自信を持って開発した新品種『よさ恋美人』を食べていただきたいです。