2025年5月15日

乾燥しいたけ(原木)―公文さん

~先祖代々の土地を整えた原木しいたけの圃場~
加工品担当、岡です。いつもご覧下さりありがとうございます。
初夏の頃、高知ではまだ朝晩は涼しく心地よく過ごせます。
皆様、お健やかにお過ごしでしょうか。
  
5月の中旬、香美市物部町の公文さんの圃場にお邪魔して来ました!
公文照(あきら)さん、公文雅代さんのご夫婦は、
高生連にはすでにギンナンを出して頂いていますが、
今回は『乾燥しいたけ』のお取り扱いへ向けての訪問でした。
椎茸の収穫時期としては終盤で、来季に向けての準備への移行期間です。
昨年あたりから、全国的に収穫がグッと落ち込んでいる原木椎茸。
お取引先様からも、入荷が不足しているので製品があればとの
お問合せがあります。
不作の理由は、夏場の気候が不安定な事が主な原因のようです。
原木での栽培は天然物と同じ仕組みでの栽培なので、
気候の影響を受けやすいのでしょう。
 
そんな中、公文さんの圃場では気候の影響はあまり受けていない様子です。
長年かけて工夫を重ねた広い圃場のお陰でしょうか。
北向き~北西向きの圃場で木漏れ日の中で、適度な湿度が
保たれるよう工夫されて榾木(ほだぎ)が並べられています。
日光が当たり過ぎても良くないし、全く当たらないのも良くないそう。
いくつもある圃場は全て、ご先祖様から受け継いだ土地を公文さんが
手入れして圃場として整えたり、農道として軽トラで行き来できる
よう石垣や道を作られています!
 たまぁるか!!と驚く広さでした。
山を掘って段を作り、そこに榾木を並べた造りの箇所や、谷だった
場所にパイプを通して水脈を確保した上を土で埋め立ててなだらかな
斜面にした場所、急な勾配の坂道を石垣と土で埋め緩やかにした農道
の脇に榾木をずらーーーーっと並べた場所など。
 長年の手入れを積み重ねて来られた事をつくづく感じる圃場です。
収穫体験もさせて頂きました。
時期としては終盤の終盤という事で、採れる物を探すのにもなかなかでしたが
最盛期の2月~4月頃は直ぐにカゴが一杯になって、
トラックとの行き来も大変な位だそうです!
 
採りたての生しいたけの天ぷらと、よもぎとサツマ芋の天ぷら!
奥さんの雅代さんが作って下さいました!
しいたけはジューシー!よもぎは香り高く、お芋はホクホク!で
とても美味でした。ご馳走さまでした。
手作りの乾燥設備で2日間かけて乾燥させると、
大きさはかなり小さくなります。
ひと晩水で戻すと、プリップリの歯ごたえと濃縮された旨味
と香りがたまらない!!
蒟蒻と一緒に醤油麹で煮つけました。
この美しい里山からの美味しさをぜひ皆様にも味わって頂きたい♪
と、只今、出荷に向けて調整中です。
準備が出来次第ご案内させて頂きます。
※収穫期が終了している為、一般小売店様向けの出荷は
来季からスタートになる可能性もあります
 
青果のギンナンも来季も取り扱い予定です。
引き続きどうぞよろしくお願いします◎

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