2016年3月24日
早期米のスタートを切って南国そだちの田植えが始まっています
今日の高知は晴天ですが風が強いです。
ここ数日暖かかった気温も今日はそれ程上がっていません。
各地で開花宣言がでている桜ですが、高知の標本木はまだ花を咲かせません。
(注:午前中の観測ではまだでしたが、午後の観測で高知も3/24に桜の開花宣言出ました)
実は高知の桜は、1953年の観測スタート以降、実に17回「全国最速」を記録しています。
勝負でもなんでもないのですが、1番を逃した年は「今年は負けた」と高知県人は思ってしまいます。
早期米のスタートを切って南国そだちの田植えが始まっています。
高知県では3月の中~下旬から最も早い極早稲品種の南国そだち
続いてナツヒカリ、そして4月になってコシヒカリの田植えが続きます。
南国市の武市さんが南国そだちを植えました。(除草剤のみ1回使用予定)
『南国そだち』は高知県が育成した品種で2005年に品種登録・奨励品種として採用されました。
6月の後半~7月の登熟となるため、低温登熟条件下でもアミロース含有率が低くて良食味の品種となるように開発されました。
さっぱりとしていながら粘りもあり、梅雨が明けてこれから夏の暑さが本格的になってきて食欲が落ちるようになっても食べられる美味しいお米です。
赤い屋根が武市さんの農舎です。 天気はいいですが風が強くて、植わった苗もまだ寒そうです。
これが6月の終わりになると出穂が揃って頭を垂れてきます。(昨年の6/30) こちらは生産者の武市さん
順調に行けば南国そだちの収穫は7/25前後、7月の終盤から出荷がスタートします。
おそらく高知県でしか栽培していない南国そだち、機会があればぜひ一度食べてみてください。