2023年12月28日
幻のとうがらし「香川本鷹」
香川本鷹はその歴史をたどると
岡山県と香川県に挟まれた海域にいた塩飽(しわく)水軍が豊臣秀吉の時代に朝鮮出兵の功として香川本鷹を頂戴したと地元では言い伝えられているそうです。
国産の唐辛子には、「三鷹」「八房」「鷹の爪」などの品種がありますが、
「香川本鷹」は唐辛子の王様と言われ最高品種の唐辛子とされています。
かつて塩飽諸島や荘内半島で栽培されていましたが、海外からの安価な輸入品に押され絶滅が危惧され「幻の唐辛子」とまで言われました。
しかし近年になって、たまたま香川本鷹の種が保存されていることがわかり、生産者や県などで2006年に香川本鷹復活プロジェクトを立ち上げ、ほぼ絶滅していたと言われる空白の30年間を経て香川本鷹が栽培され始め、幻の唐辛子と言われるようになりました。