2018年2月15日

高知ではコシヒカリの種もみの浸種作業が始まりました

年が明けてもう2月も半ばを過ぎました。

この冬は高知も寒くて、水道管も何度か凍り、高知市内でも何年かぶりで雪が積もりました。

まだまだ寒さは続きますが、季節は少しずつ進んでいます。

早くも高知ではコシヒカリの種もみの浸種作業が始まりました。

 

高知県四万十市の福留壮さんは、種もみの浸種(吸水)を近くの小川で行っています。

 

とうみでモミを選別したあと、ノギ取り器でノギを取ってモミを磨きます。
塩水選は去年までやっていたが、事前にとうみで選別したモミだと1%程度しか浮かない(これは未熟モミなので除去する)ので、今年はやめたとのこと。そのあと種もみをネットに入れて近くの小川の水に浸けています。

この小川は、すぐ近くの山から湧く水で水温は16℃程度。
ここに10~14日浸けて吸水させます。

 

近くの山から湧き出た小川               青いネットに種もみが入っている

S180215こんな小川  S180215ブルーのネットに種籾がはいっている

 

小川に浸けられた種もみ                福留壮さん

S180215小川に浸けれらた種籾  S180215福留さんと種籾

 

 

 


一般的には大きい桶に水を貯めて種もみを浸けて、熱帯魚のぶくぶくや専用シャワーで水を循環させて酸素を供給し、水も定期的に交換しないといけません。


小川だと流水なので、発芽阻害物質も流れていくし、常に新鮮な酸素が供給されてよいとのこと。
10日浸ければ芽も1ミリほど出てくるので、その芽の揃い具合によっては、そのまま苗箱に播種することもあるそうです。

 

平行して田んぼの耕運など、今年の米作りもスタートしています。

また忙しい一年が始まります。

 

 

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