2017年3月16日
南国市の金田さんの床土作りを見てきました
3月10日
南国市の国分地区で、減農薬米、無農薬米を作っている金田善充さん。
今回、無農薬米の床土(籾蒔きの際、苗箱に入れる土です)を作ります、
との事で、作業場にお邪魔してきました。
作業場は、国分地区から3キロほど離れた山手にあります。
この辺りにはいくつか棚田があり、その中には金田さんの田んぼもありましたが、
最近では、農業機械が大型化してきた事や、イノシシの被害などもあり、
今ではたった一軒の農家さんが作っているだけになってしまったそうです。
作業場ではちょうど作業が始まった所で、
かくはん機に、ピートモスや、自家製の籾殻くん炭、肥料などを合わせ、
合計約80ℓを1回分として混ぜ合わせていました。
前年は、水持ちが余り良くなかったため、
今回はピートモスを多めに配合したとの事です。
ピートモスの塊が細かくなるまで、しっかり、かくはんします。
出来上がった土は、そのまま播種機に移し、苗箱を流します。
この作業を8回繰り返して、約200枚の苗箱に土を入れていきます。
(金田さんの育苗ハウス)
翌日には、土の入った苗箱に籾を蒔きます。
以前は、籾蒔きの1週間ほど前から、苗箱に土を入れて準備をしていたそうですが、
土にカビが生えてしまった事があったため、
今では籾蒔きの前日に、土を作るようにしているそうです。